初心者でもわかる原因と企業で多いパターン
「情報漏えい事故」と聞くと、
ハッカーによる攻撃やウイルス感染を思い浮かべる人は多いかもしれません。
しかし実際には、多くの情報漏えい事故はもっと身近な原因で起きています。
しかも、その多くは特別な知識がなくても防げた事故です。
本記事では、情報セキュリティ初心者の方向けに、
情報漏えい事故がどのように起きるのかを分かりやすく解説します。
情報漏えい事故は「突然起きる」のではない
まず大切な前提として、
情報漏えい事故の多くは突然起きるものではありません。
実際には、
- 日常業務の中の小さなミス
- 「これくらい大丈夫だろう」という油断
- ルールを正しく理解していない状態
こうした積み重ねの結果として発生します。
つまり、情報漏えい事故は
誰の身にも起こり得る現実的なリスクです。
企業で多い情報漏えい事故の代表的な原因
メールの誤送信による情報漏えい
企業で最も多い事故のひとつが、メールの誤送信です。
- 宛先を間違えて送信した
- CCとBCCを間違えた
- 添付ファイルを間違えた
送信ボタンを押した瞬間に、
情報は社外に出てしまいます。
技術的な対策があっても、
人の操作ミスまでは完全に防げません。
ファイルの添付・共有ミス
次に多いのが、ファイルの扱いミスです。
- 本来送るべきでない資料を添付した
- 古いバージョンの資料を送ってしまった
- クラウドストレージで共有範囲を間違えた
特にクラウドサービスは便利な反面、
設定を誤ると誰でも見られる状態になることがあります。
USBメモリ・ノートPCの紛失
物理的な紛失も、今なお多い原因です。
- USBメモリを外出先でなくした
- ノートPCを電車やカフェに置き忘れた
中に個人情報や業務データが入っていれば、
それだけで情報漏えい事故になります。
退職者・異動者のアカウント管理ミス
意外と見落とされがちなのが、アカウントの管理漏れです。
- 退職者のアカウントが削除されていない
- 異動後も不要な権限が残っている
これらは、悪意がなくても事故につながるリスクになります。
なぜ情報漏えい事故は繰り返されるのか
多くの事故には、共通する背景があります。
- 自分は関係ないと思っている
- ルールを「なんとなく」理解している
- 忙しくて確認を省いてしまう
- 誰に相談すればいいか分からない
つまり、
仕組みよりも「意識」と「行動」の問題であることが多いのです。
情報漏えい事故を防ぐために重要な考え方
専門的なIT知識は必要ありません。
重要なのは、次の視点を持つことです。
- この情報は社外に出していいのか
- この相手に本当に送る必要があるのか
- 今すぐ送らなければならないのか
この一呼吸置く判断が、
多くの情報漏えい事故を防ぎます。
情報漏えい事故は「一人のミス」で会社全体に影響する
情報漏えいが発生すると、
- 顧客からの信頼低下
- 取引先への影響
- 企業イメージの悪化
など、影響は個人ではなく会社全体に及びます。
だからこそ、情報セキュリティは
IT担当者だけでなく、全社員の問題なのです。
まとめ|情報漏えい事故は日常業務の延長で起きる
情報漏えい事故は、
- 特別な攻撃
- 高度な技術ミス
だけで起きるものではありません。
日常業務の中の小さな判断ミスが原因になるケースがほとんどです。
一人ひとりが
「自分も情報を扱っている」という意識を持つこと。
それが、最も基本で効果的な情報漏えい対策です。
