「社内システムへのログインを促すメールが届いた」 「いつも使っているクラウドサービスから、アカウント更新の緊急通知が来た」
日々の業務の中で、このようなメールや通知を受け取る機会は非常に多いはずです。
しかし、そのリンクを深く考えずにクリックし、ログイン情報を入力していませんか?
現在、本物のログイン画面と全く見分けがつかない「フィッシングサイト(偽サイト)」のクオリティは驚くほど進化しています。
一瞬の油断でIDやパスワードを盗まれれば、会社全体のクラウド環境が芋づる式に不正アクセスされる重大事故に繋がりかねません。
本記事では、フィッシング詐欺に騙されないために全社員が身につけるべき「URLチェックの基本」をわかりやすく解説します。
1. 頑丈なクラウドを導入しても、偽の入り口で騙されたら終わり
多くの企業が、情報資産を守るために「Box」や「Backlog」「Canva」といった、厳格なセキュリティ認証(ISMAPやPマーク等)を取得した大手クラウドサービスを導入しています。
インフラとしての防壁は非常に強固なため、「大手のシステムを使っているから、うちのセキュリティは万全だ」と安心している担当者の方も多いでしょう。
しかし、ここにフィッシング詐欺が突いてくる最大の盲点があります。
どれだけ頑丈な金庫(クラウド)を導入してシステム対策を徹底していても、それを扱う人間(社員)が、詐欺師の用意した「偽の入り口(フィッシングサイト)」に自ら進んでログイン情報を入力してしまえば、システム側は何の警告も出してくれないのです。
- 本物そっくりのデザインで作られた偽のサインイン画面に騙される
- 「パスワードの有効期限が切れます」という緊急の文面に焦って、慌ててIDを入力してしまう
どれだけシステムを最新にしても、最後に騙されて動いてしまうのは「人間(社員)」です。
システム側の安全性を調べることと、社員の「見抜く力」を養う人間対策は、完全にセットで進めなければ企業の防壁は完成しません。
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巧妙なフィッシングサイトに騙されないためには、日頃から社内全体のセキュリティリテラシーを高めておく必要があります。
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2. 全社員に徹底させたい「URLチェック」3つの基本
フィッシングサイトの見た目(ロゴやデザイン、文面)は本物と全く同じに偽装できますが、「URL(アドレスバーの文字列)」だけは本物と全く同じにすることはできません。
だからこそ、URLのチェックが最強の防御策になります。
① 「@」の直前ではなく「ドメインの末尾」を見る
詐欺サイトの多くは、URLの途中に本物のサービス名を含めて騙そうとします。
例えば、本物のURLが https://box.com/ だとします。
偽サイトが https://box.com.v-signin-security.jp/ のようなURLだった場合、頭の box.com だけを見て安心していはいけません。
ドメインの本体は、最初の斜線(/)の直前にある文字列(この場合は v-signin-security.jp)です。文字の並びの「一番後ろ」を確認する癖をつけさせましょう。
② 一文字だけ違う「そっくり文字」を警戒する
アルファベットの「アルファベットの『o(オー)』」を「数字の『0(ゼロ)』」に変えたり、「アルファベットの『l(エル)』」を「数字の『1(イチ)』」に変えたりする、「タイポスクワッティング」と呼ばれる手法が多発しています。
一見すると見慣れたドメイン名に見えても、文字が余計に一文字入っていないか、綴りがおかしくないかをじっくり確認することが重要です。
③ 「短縮URL」や「不審なリンク」は原則クリックしない
メールやSMSに記載されている https://bit.ly/〜 や https://tinyurl.com/〜 といった短縮URLは、クリックするまで実際の接続先URLが分かりません。
ビジネスメールにおいて、公式なサービスが理由なく短縮URLでログインを求めることはまずありません。
「出所が不明な短縮URLは開かない」を徹底しましょう。
3. 総務担当者がやるべき「騙されない組織」の作り方
フィッシングサイトの被害を防ぐためには、IT部門だけでなく、毎日無数の外部メールを処理する一般社員全員の教育が不可欠です。
社内にルールを定着させるコツは3つあります。
- 「ブックマーク(お気に入り)からのアクセス」を徹底する メールに記載されたリンクからログインするのではなく、あらかじめブラウザに登録した「本物のブックマーク」や、社内ポータルサイトの正規リンクからアクセスする運用をルール化します。これだけでフィッシングサイトに遭遇する確率をほぼゼロにできます。
- 「二要素認証(2FA)」を強制する 万が一、社員がフィッシングサイトにIDとパスワードを入力してしまっても、スマホのアプリ等による二要素認証を設定していれば、攻撃者がそれ以上ログインすることを防げます。システム的なセーフティネットもセットで導入しましょう。
- 「プロの既存アセット」に教育を丸投げする URLの見分け方のような、一歩間違えると専門的で難しくなりがちなテーマを、総務が通常業務の合間に一から資料を作って説明するのは大変です。すでに完成している動画などの「プロの教材」を賢く活用し、担当者のリソースをすり減らすことなく、社内全体の教育水準をプロレベルに引き上げるのが最もスマートな選択です。
4. 人間対策の「仕組み化」で、巧妙なフィッシング詐欺から会社を守る
フィッシング詐欺の手口は日増しに巧妙化しており、「自分だけは騙されない」と思っている社員ほど被害に遭いやすいのが現実です。
しかし、日々の通常業務に追われる中で、全社員にこうした最新のチェック技術を教育し続けるのは非常に大変ですよね。
当サイトでは、総務・情シス担当者の負担を徹底的に「丸投げ」でゼロにしつつ、フィッシング詐欺の最新手口やURLの見分け方までを全社員へ網羅できる、実務直結の教育パッケージをご用意しています。
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