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【連載 第10回】自治体職員のための情報セキュリティ研修:なぜ今、公的機関が狙われるのか?

セキュリティガイド

自治体や公的機関を取り巻くサイバー攻撃の脅威は、年々巧妙化しています。

本連載では、全15回にわたり、現場の職員が今日から実践できる情報セキュリティの基礎知識を解説します。

本連載について

本連載は、現在STORESで販売中の『自治体・公的機関向け 情報セキュリティ研修動画パッケージ』の講義内容を全編書き起こしたものです。

研修の導入をご検討中の担当者様は、内容の確認用としてご活用ください。

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講義10:公共のWi-Fiと持ち出しPCのセキュリティ

次は、テレワークや出張時の「場所」のリスクについてです。

カフェや駅、空港などで「フリーWi-Fi」を見かけると、ついつい繋ぎたくなりますよね。

でも、セキュリティの専門家から言わせれば、公共のWi-Fiに業務用のパソコンを繋ぐのは、見ず知らずの他人が作った「情報の通り道」を、目隠しをして歩くようなものです。

「悪意のあるWi-Fi」は見分けられない

犯人は、カフェの公式Wi-Fiとそっくりな名前の偽Wi-Fiを飛ばして待ち構えています。

そこに繋いでしまうと、あなたが入力したIDやパスワード、送受信したメールの中身は、すべて犯人のパソコンを通過し、盗み見られてしまいます。

外出先でネットが必要な場合は、必ず組織から支給された「モバイルWi-Fiルーター」を使うか、スマートフォンの「テザリング」を利用してください。

また、通信を暗号化する「VPN」という仕組みがある場合は、必ずそれをオンにすることを忘れないでください。

背後からの視線「ショルダーハッキング」の恐怖

そして、ネットワークの安全性と同じくらい気をつけなければならないのが、皆さんの「背後」です。

これを「ショルダーハッキング(覗き見)」と呼びます。

カフェや新幹線で、隣の席や後ろを通る人があなたの画面を覗き込んでいるかもしれません。

犯人は、あなたが入力しているパスワードの指の動きや、画面に表示された顧客名簿、機密資料の内容を、文字通り「肩越しに」盗み取ります。

対策として、外出先では必ず「覗き見防止フィルター」を装着してください。

また、座る場所を選ぶときは、背後に人が通る席や通路側を避け、「壁を背にする」など、画面が誰からも見えない位置を確保することを徹底しましょう。

物理的な「盗難・紛失」の代償

そして、技術的なこと以前に多いのが「物理的な紛失」です。

居酒屋にパソコンを置き忘れる、電車で寝ている間にカバンを盗まれる……。

もしパソコンが盗まれれば、たとえログインパスワードをかけていても、中のハードディスクを直接解析されてデータが抜かれるリスクがあります。

「自分は大丈夫」という過信が、数千万円規模の損害賠償や、組織の信頼失墜に直結します。

「パソコンは現金1,000万円が入ったアタッシュケースと同じ」だと思って、肌身離さず管理してください。

講義11:【ステップアップ】政府や自治体が認めるクラウドの基準とは?

研修担当者様へ:この内容をそのまま動画で流せます

今回の記事(第10回)の内容を含め、全15回の講義を収録した「研修用動画パッケージ」を販売しています。

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■ 自治体職員向けセキュリティ研修:連載一覧(全15回)

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