本連載では、これまで全15回にわたり、現場の職員が今日から実践できる情報セキュリティの基礎知識を解説してきました。
最終回となる今回は、これまでの学びを振り返り、日々の業務に落とし込むための「総まとめ」をお届けします。
情報セキュリティは、一人ひとりの「意識の継続」があって初めて機能するものです。
ぜひ、最後のチェックシートとしてご活用ください。
本連載について
本連載は、現在STORESで販売中の『自治体・公的機関向け 情報セキュリティ研修動画パッケージ』の講義内容を全編書き起こしたものです。
研修の導入をご検討中の担当者様は、内容の確認用としてご活用ください。
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講義15:これだけは守ってほしい「5つの約束」
最後に、このコースの卒業証書代わりに、明日から皆さんに実行していただきたい「5つの約束」をまとめました。
これだけは、ぜひメモを取るか、心に深く刻んでいただければと思います。
- 「いつもと違う」という直感を信じる
メールの件名、ファイルの形式、パソコンの挙動。
少しでも違和感があったら、手を止めて確認する。その数秒の立ち止まりが、組織を救います。
- 「二つ目の鍵(多要素認証)」を面倒くさがらない
パスワードは盗まれるものと考え、スマホなどを使った二段構えの守りを必ず設定してください。
- 仕事の情報は「公式の場所」から出さない
ISMAPなどの厳しい基準をクリアした、組織公認のクラウドを正しく使うこと。
それが最も安全な近道です。
- 「背景」に映り込むリスクを忘れない
SNSへの投稿や、Web会議中の背景。
何気ない景色の中に、組織の秘密が隠れていないか、投稿前に3秒だけ拡大して確認してください。
- 「ミス」は隠さず、光の速さで報告する
報告は早ければ早いほど、組織の被害も、そしてあなた自身の負担も小さくなります。
最後に
情報セキュリティの世界には「完璧」というゴールはありません。
新しい攻撃は毎日生まれています。
しかし、今日この連載を最後まで閲覧した皆さんは、受講前よりも確実に、組織にとって頼もしい「防御の要」になっています。
私が普段、一番大切だと思っているのは、システムの強さではなく、「使う人の意識」です。
もし、皆さんの職場で「より具体的なルールを一緒に作ってほしい」「さらに踏み込んだ管理職向けの演習をしたい」といったニーズがあれば、いつでも本Webサイト「クラウド認証ドットコム」を通じてご相談ください。
皆さんの組織が、より安全で、よりクリエイティブに活動できるよう、これからも応援しています。
本日はご受講、誠にありがとうございました!
また、クラウド認証ドットコムでは、 個別の情報セキュリティ研修(オンライン・対面) での教育支援を行っています。
■ 自治体職員向けセキュリティ研修:連載一覧(全15回)
- 講義1:オリエンテーションと本コースのゴール
- 講義2:自治体・企業を狙う最新の脅威
- 講義3:「信頼できるサービス」を見分ける重要性
- 講義4:CIA(機密性・完全性・可用性)を簡単に理解する
- 講義5:職員一人ひとりが「最大の防御壁」であり「最大の弱点」
- 講義6:メール・標的型攻撃の巧妙な手口
- 講義7:パスワード管理と多要素認証(MFA)
- 講義8:SNS利用と情報漏洩の落とし穴
- 講義9:クラウドサービス(SaaS)利用時の注意点
- 講義10:公共のWi-Fiと持ち出しPCのセキュリティ
- 講義11:【ステップアップ】政府や自治体が認めるクラウドの基準とは?
- 講義12:違和感に気づいたら?初動対応の鉄則
- 講義13:報告ルートの確認と演習
- 講義14:本コースの振り返り
- 講義15:これだけは守ってほしい「5つの約束」

